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【最大1100万円】M&Aの手数料をガッツリ削る!事業承継補助金(15次公募)「専門家活用枠」の賢い活用法

補助金・助成金

2026.06.23

「後継者がいないからM&Aで会社を他の企業に譲渡したいけれど、仲介会社への手数料や弁護士費用が高そうで足踏みしている……」
「事業拡大のために他社を買い取りたいが、専門家へのコストが重くのしかかる……」

M&A(第三者承継)を検討し始めた経営者様にとって、専門家へ支払うまとまったコストは最初に直面する大きな壁です。そんな負担を劇的に減らしてくれるのが、事業承継・M&A補助金「専門家活用枠」です。

現在公募中の最新「15次公募(2026年6月19日~2026年7月24日締切)」では、M&Aの仲介手数料や企業調査(デューデリジェンス)費用などを、国が最大600万円(デュー・ディリジェンスに係る費用の上乗せで最大800万円、廃業費併用なら最大1100万円)までバックアップしてくれます。

本記事では、会社を「売りたい側」「買いたい側」の双方に向けて、最新の公募要領に基づき、損をしないための補助金の仕組みを分かりやすく解説します。

2026事業継承・M&A補助金15次公募より

事業承継・M&A補助金 専門家活用枠とは

事業承継・M&A補助金の「専門家活用枠」とは、一言で言えば「会社や事業のM&A(第三者への引き継ぎ)を行う際に、仲介会社や弁護士などの『専門家』へ支払う高い手数料を国がバックアップしてくれる制度」です。

後継者がおらず、大切に育ててきた会社を他社に譲りたい(売りたい)経営者様や、新たな技術や拠点を手に入れて事業を拡大したい(買いたい)経営者様にとって、M&Aは非常に有効な選択肢です。しかし、M&Aを安全に進めるためには、契約書の作成や相手企業の資産価値・リスクの調査(デューデリジェンス)など、高度な専門知識が欠かせません。

その結果、

.M&Aに興味はあるけれど、手数料が高すぎて足踏みしてしまう… .

というケースが後を絶たないため、国がその費用を最大600万〜1,100万円まで補助し、M&Aのハードルを劇的に下げてくれているのです。

2026事業継承・M&A補助金HPより

今回の15次公募では、経営者様のシチュエーションに合わせて以下の3つの公募要領(ルート)に分かれており、それぞれ支援の目的が明確化されています。

①買い手支援類型・売り手支援類型

M&Aを進める「買い手企業」または「売り手企業」が、専門家に支払う費用を広くサポートする基本のルートです。通常は上限600万円ですが、買い手向けのDD(企業調査)費用上乗せや売り手向けの廃業費の併用を組み合わせることで、最大1,100万円というサポートが受けられます。

③ 100億企業特例

事業再編・事業統合に伴い、株式・経営資源を譲り受ける予定かつ、売上高100億円を目標とする「100億宣言」を行う中小企業がつかえる特例ルートです(上限2,000万円、廃業費の上乗せ300万円~)。

② 小規模売り手支援類型

売上や従業員数が少ない「小さな会社」が会社を売却(譲渡)する際、負担をさらに軽くするために補助率が「2/3」へ引き上げられる、小規模事業者向けの優遇ルートです(上限450万円、廃業費の上乗せで最大600万円)。

このように、中小企業の黒字廃業を防ぎ、第三者へ事業のバトンを繋ぐために、国がコスト面から強力にバックアップしてくれるのが「専門家活用枠」なのです。

「専門家活用枠(15次公募)」の概要まとめ

「うちの場合はいくら補助される?」「どの費用が対象になる?」という疑問にお答えするため、3つの最新公募要領から絶対に知っておくべき重要ポイントを凝縮してまとめました。

1. 補助される「金額」と「割合」

専門家活用枠でもらえる補助金は、選択するルートや条件の組み合わせによって以下のように決まります。

補助上限額

▶買い手支援類型(I型)、売り手支援類型(II型)
最大600万円
デュー・ディリジェンスによる上乗せ200万円
廃業費の上乗せ300万円
▶買い手支援類型(I型) 100億企業特例
最大2,000万円
廃業費の上乗せ300万円~
▶売り手支援類型(II型)小規模売り手支援類型
最大450万円
廃業費の上乗せ150万円

補助率

▶買い手支援類型(I型)
2/3以内
▶売り手支援類型(Ⅱ型)
1/2以内
▶買い手支援類型(I型)100億企業特例
~1,000万円相当分は1/2以内
1,000万円~2,000万円相当分は1/3以内
廃業費の上乗せ300万円~
▶売り手支援類型(Ⅱ型)小規模売り手支援類型
2/3以内

2. 対象となる主な「使い道(経費)」

M&Aを進める上で、外部の専門家に支払う以下の費用が対象となります。

補助対象となる経費(小規模売り手支援類型以外)

旅費、謝金、外注費、委託費(仲介・FA費用、デュー・ディリジェンスに係る費用など)、システム利用料、保険料、廃業費

補助対象となる経費(小規模売り手支援類型)

旅費、謝金、外注費、委託費、システム利用料、保険料、廃業費:廃業支援費、在庫廃棄費、解体費、原状回復費、リースの解約費、土壌汚染調査費、移転・移設費

3. 応募するための「主な要件」

最低限、以下のスケジュールと条件をクリアしている必要があります。

  • 申請締切:2026年6月19日(金)~2026年7月24日(金)17:00まで(電子申請システム「jGrants」での手続きが必要です)
  • 対象となるM&Aの時期:補助事業期間内に、事業再編・事業統合を行う相手方とのM&Aを実施し、「基本合意書」または「最終契約書」が締結されることが必要
  • 登録専門家:「M&A支援機関にかかる登録制度」に登録した専門家を活用すること

【シミュレーション】補助金を使うと、M&Aの費用負担はここまで減る!

文字や表だけではイメージしにくい「補助金の実感」を、具体的な例(シミュレーション)で見てみましょう。

今回は、M&A仲介会社への成功報酬や弁護士への契約書チェック費用などで、専門家費用が総額600万円かかったケースを想定します。会社を「買いたい企業(買い手)」と「売りたい企業(売り手)」で、それぞれ補助金なし・ありの負担額を比較してみましょう。

💰 専門家費用に600万円かかった場合のシミュレーション

項目補助金なし(全額自社負担)【買い手】補助金あり(補助率 2/3)【売り手】補助金あり(補助率 1/2)
専門家費用の総額600万円600万円600万円
国から戻ってくる金額0円400万円300万円
最終的な自社の実質負担600万円200万円300万円

💡 ここがポイント!

買い手企業の場合: 専門家活用枠では2/3以内という高い補助率が適用されるため、600万円かかった費用が実質200万円まで抑えられます。浮いた400万円は、買収後の新しい従業員の採用や、新事業の運転資金にそのまま充てることができます。

売り手企業の場合: 1/2以内の補助率となるため、600万円の費用が実質300万円になります。もし自社が赤字などの要件を満たして補助率が「2/3」に引き上げられたり、「小規模売り手支援類型」に該当すれば、さらに負担を減らすことが可能です。

このように、M&Aを検討する上で一番のボトルネックになりやすい「最初に動くためのまとまった資金」のハードルを、国が大きく下げてくれます。

特に、会社を譲渡したあとの手残り資金を少しでも多く残したい売り手オーナーや、複数の買収案件をスピード感をもって検討したい買い手企業にとって、この費用のカットは経営戦略上、非常に大きなメリットになります。

「専門家活用枠」申請前に知っておくべき注意点

専門家活用枠は非常に魅力的な制度ですが、実は他の補助金にはない「M&A特有の厳しいルール」がいくつか存在します。知らずに話を進めてしまうと、「せっかく高額な手数料を払ったのに、1円も補助金が出なかった……」ということになりかねません。特に重要な2つの注意点を解説します。

1. 「登録されたM&A業者」に払った費用しか対象にならない

これが最も陥りやすい最大の落とし穴です。 補助金の対象となるのは、国(中小企業庁)が創設した「M&A支援機関登録制度」に登録されている仲介会社やファイナンシャルアドバイザー(FA)に支払った費用だけです。

もし、長年付き合いのある地元の税理士先生や、たまたま紹介された無登録のM&Aコンサルタントに仲介を依頼して手数料を支払った場合、どんなに素晴らしいM&Aが成立したとしても、補助金は一円も支給されません。依頼する前に、必ずその業者が「登録機関」であるかどうかを確認することが絶対条件です。

2. M&Aが「未成約」で終わると、もらえる上限額がガクッと下がる

M&Aは生き物です。相手企業との交渉を進めていく中で、条件が折り合わずに「今回は見送ろう」と、破談(未成約)に終わることは珍しくありません。

公式パンフレットにも明記されていますが、補助事業期間内にM&Aが最終契約に至らなかった(未成約の)場合、補助金の上限額が通常「300万円」へと引き下げられてしまいます。 「成約しなくても、かかった着手金や調査費用は全額(上限600万円まで)カバーしてもらえるだろう」と過信して動き出すと、予期せぬ費用の持ち出しが発生して資金繰りを圧迫する原因になるため、事前のリスク管理が必要です。

💡 【補足】)100億企業特例がある
ちなみに通常の買い手支援類型(I型)の補助上限額は600万円以内である一方、100億企業特例の補助上限額は2,000万円以内となります。ただし、100億企業特例での申請には通常の買い手支援類型とは異なる要件が設けられていますので、詳しくは公募要領をご確認ください。

【結論】M&Aはタイミングが命。まずは無料の適合チェックを

ここまで見てきた通り、事業承継・M&A補助金「専門家活用枠」は、仲介手数料や弁護士費用、デューデリジェンス費用といった「M&Aのコスト」を最大1,100万円までカバーしてくれる心強い味方です。

しかし、注意点の章でも触れたように、
「国に登録されているM&A業者を選べているか」
「未成約に終わった場合の資金繰り対策はできているか」
など、専門的な知識と慎重なスケジュール管理がなければ、せっかくの補助金を一円も受け取れなくなってしまいます。

しかも、今回の15次公募の申請締切は2026年7月24日(金)と、残された時間はあとわずかです。M&Aの交渉が本格化してから慌てて書類を作ろうとしても、緻密な事業計画書をゼロから書き上げるには時間切れになってしまいます。

だからこそ、私たちはM&A補助金の申請と、実際のM&A実務の双方に精通した専門家として、経営者様が損をしないための伴走型サポートを行っています。

「これからM&Aを検討したいけれど、うちのケースは対象になる?」
「検討している仲介会社は登録機関?」
といった、最初の一歩の疑問で構いません。
まずは自社が補助金を安全に活用できるかどうか、「無料の適合チェック」から始めてみませんか?

大切な会社や事業、そして従業員の雇用を次の世代へ繋ぐために。
まずは一度、私たちにお気軽にご相談ください。

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